こんにちは、TTPのうちやまです。
私は平日授業がなく時間があるので
地域診断法に参加してまいりました。今回で2回目の参加です。
地域診断法とは、 (かなりざっくり言うと)
地域住民とよそから来た者が一緒にその村を歩いたり、話し合ったりして、
「地域」の魅力を再認識し、その地域の未来のビジョンを見つける
ワークショップです。
そのビジョンを明確にするために、
地域の特性(地形、植生や村の人の気質など)を理解して、その特性からつながりを
見つけていく作業をグループに別れて行います。
私は多賀の集落の地図を見つけたのでテンションがあがりました。今までどの地域がどの村なのか分かってなかったけど、これを見れば完璧じゃないか〜!と思ってすぐに写真を撮りました。
今回の南後谷での地域診断法は、区長さんが呼びかけをしてくださったそうなのですが、
村の方の参加率が非常に高く驚きました。ワークショップからも区長さんを先頭に動く村の人達の団結力、仲の良さが伝わってきました。
アイスブレイクを終えて、街の人が語る地域の特徴、魅力を学生が書き出します。
私達のグループでは
・水がきれい
・平地がなく一本道
・自然が豊か
・草野球のチームがあって試合などで集まる機会が多い
・みんな仲が良い
・よく飲み会をする
・防災意識が高い
・他の地区に比べて若い人が多い
・空き家が少ない
などがあがりました。

photo credit by新村さん
photo credit by新村さん
学生が地域の人から聞いた特徴をまとめて発表します。
そして地域の特徴を感じながらまちあるきをします。
本当に川が綺麗です。
南後谷には川の水の落差を利用して米や穀類などを粉砕する
ガッタリ
と呼ばれる道具が残っています。ししおどしのように水がたまると、小屋の中にある杵がガタリと動きます。現在はもちろん使われていないのですが、実際に動かしていただきました。(しかし、水が漏れまくり笑)
そのほかにもお寺を見たり、地域の人とお話ししながらゆっくり歩きました。
帰ってきたら、村を実際に歩いて気づいたことや感じたことを書き出し、グループ分けをします。
(お母さん達がカレーを作ってくださいました。とても美味しかったです)
そして最後に出てきたキーワードから
未来に継承したい村のもの(つながり)
を見つけます。魚の尻尾(過去)から頭(未来)に向かってつながりを作っていき、何を一番大切にしていきたいかを話し合います。
私のグループはやはり住民みんなの仲が良の良さが根底にあるということで
南後谷の未来に継承したいものは
飲みニケーション
ということになりました。
なぜ飲みニケーションかというと
ここの地域の人はみんなで集まってお酒を飲む機会がよくあるそうで、地区での運動会もみんなそのあとの打ち上げを楽しみにしているとか。お酒を飲まなくても、みんなで集まって楽しくおしゃべりすることが多いのは、この地域の仲の良さの秘訣なのかなと感じました。
photo credit by新村さん
そして最後に決めたビジョンを実現するために
自分で何ができるかアクションを設定しました。
今回、多賀で2回目の地域診断法に参加して
(TTPで活動をしていても感じますが)
多賀の人達は本当に穏やかで、地域づくりというか
みんなで集まって何かをしようという時に
協力的な方々が多くいらっしゃるなあと思います。
南後谷の人達、本当に暖かく迎えてくださってありがとうございました。